家庭用パソコンも、当初は非常に高価でしたが、インターネットの爆発的な普及等で以前では考えられないくらい、安価に購入できるようになりました。しかし、コスト削減のために「売ったらおしまい」という状況になりつつあります。例えば、「なんだか調子が悪いけど、故障なのかどうなのかちょっとわからない。いざ電話しても、説明が難しくて、何を言っているのかがわからない」と言う人は結構多いですね。
パソコンがほかの家電と違うのは「定期的な保守」が必要なことです。人間で言うと「定期健康検診」があるようなモノです。車にも車検や日々の整備がありますよね。パソコンにはトラブルがよく起こります。パソコンは買ってから「そのまま使う」モノではありません。ソフトウェアのバージョンアップやセキュリティへの対策、周辺機器の安定動作のために、少なくとも年に1回~数回はメンテナンスを行う必要があります。きちんと定期的に直すところは直して、メンテナンスをしてあげるとトラブルも起こりづらくなります。
「自分のパソコンは自分のデータしかないから関係ない」と思っても、多くのご家庭にパソコンが普及してインターネットに繋がっている状態が増えてくると、残念ながら「他人のパソコンを勝手に悪用して」重要なデータを消したり、データを勝手に変更してしまう悪い人も出て来ているのです。
それらを出来る限り防ぐためにも、これからはセキュリティを中心としたメンテナンスが、会社だけではなくて個人のパソコンにも必要になってきます。
今はパソコンもいろいろなメーカーから様々な機種がでています。メーカーさんでは自分のメーカーの機械しか当然サポートできません。パソコンとディスプレイ、プリンタのメーカーが異なれば、トラブルが起こった場合「向こうのメーカーに言ってくれ」と、たらい回しにされることも珍しくはありません。